映画 オン ザ ロード(ON THE ROAD)の感想 ネタバレ注意!

ジャック・ケルアック原作小説の完全映画化
映画「オン・ザ・ロード」の感想や雑記です。

注意

内容にネタバレが含まれますので、ご注意願います。

 

オン・ザ・ロードの感想


まず、カンタンなストーリーから…

ニューヨークで暮らす若き作家サル・パラダイスの人生は、慣習にとらわれない西部の男ディーン・モリアーティと知り合ったことで大きく変わることになる。

デンバーへと去っていったディーンにそちらにやって来るよう誘われ西への旅に出たサルのそれからの人生は路上にあった。カリフォルニア、ニューヨーク、そしてディーンや仲間たちとのルイジアナ、メキシコへの旅・・・。

-JB PRESS「公開中『オン・ザ・ロード』に登場するビート・ジェネレーションの主人公たち」より-

この映画に登場する人物たちは、後にアメリカの若者に
支持された「ビート・ジェネレーション」の中心となった
人物たちをモデルに描かれています。

というか、原作のジャック・ケルアック作「オン・ザ・ロード」は、
「ビート・~」の名作らしいです…^^;

実際には「ビート・~」が何なのか、よくわかっていなかったのですが、
名前だけは聞いたことがあったので見に行ってみました。

ロードムービーとか、TVの旅行番組
とか好きなので面白そうかなと。。。

その延長線でみると正直「失敗したかな?」と最初は思いました。

生々しいセックス&ドラックを描いた映画は、正直そんなに
目新しいものではないし、見ている方もそれほど楽しいわけ
じゃない。

慣習にとらわれない男」ディーンも、映画の登場人物と
しては、特に際立った存在には感じなかったし。(まぁ、
魅力的な人物ではありましたが…)

やっぱり「ただのドラック・ムービー」かな
と途中まではおもっていました。

もともと、原作小説には「ストーリー性が乏しく
ドラマ化に向いていない。」とか聞いていたので
納得してはいたのですが…

しかし、結末のワンシーンはこの映画の印象を
全くちがうものにしてしまった
んですよ。

さすがに、製作総指揮のフランシス・F・コッポラが
あたため続けた作品」だけあって、エンディングの
見せ方がスゴく上手く仕上がっていると思いました。

結局すごく心に残る、大好きな映画になりました。

最後のシーンはあとで、ネタバレします。

ビート・ジェネレーションってなに?

映画のフライヤーをみるとビート・ジェネレーションとは、
この映画の登場人物のモデルにもなっている、ジャック・
ケルアック、アレン・ギンズバーグ、ウィリアム・バロウズを
中心とした文学運動とありました。

既存の社会に対抗し、新しい価値観を提唱した文学運動

様々なタブーを排除する保守的な1950代のアメリカに対する
カウンター・カルチャーとして、当時の若者に支持されていました。

ケルアック自身が名づけた【ビート】とは、「打ち負かされた」
と「至福」という相反する意味をもつようで、「社会の底辺から
吐き出された言葉とリズム(=ジャズ)
」を表現していると
いうことらしいです。

この意味を知って、この映画を振りかえってみると
【ビート】が上手く描かれていると、納得させられ
てしまいます。見る前に知りたかったぁ~。

ラストのタイピングのシーンに感動!(ネタバレ)

クライマックスを迎えたメキシコでサルは、赤痢に侵され、
ディーンに見捨てられて二人の旅は終わります。

ニューヨークに戻ったサルは、タイプライターに
吐き出すように」旅の記録を書き上げます。

そうそれが、この作品のエンディングです。

この時書き上げたのが「オン・ザ・ロード」なんでしょうね。
(原作をまだ読んでないので、正確にはわかりませんが…)

作家・サルがタイピングをしている後ろ姿が映されます。

そして、彼らの旅の 「良いこと・悪いこと、会話や行動、
友情や恋愛、セックスやドラック」の思い出や自分の
気持ち
を、ありのままタイプライターに打ち込んでいきます。

その時、管理人・弥太郎も一緒になって映画のなか
で起こったことを、一緒に思い出そうとしていました。

まるで、自分が旅をしてきたかのように…

このラストのタイピングシーンがホントに良かったです。
一気にこの物語が、腑に落ちました

ちなみに、タイプライターの音って
なんであんなに気持ちいいんですかね?

実際にこの映画を見て、「ビート・ジェネレーション」
のことが理解できたということはないですが、原作や
その他の作品にも興味がわいてきたので、読んでみたい
と思えるようになった素敵な作品でした。

以上、「オン・ザ・ロード」の感想でした。

本日も最後までご覧頂きありがとうございます。
それでは、また。

 

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