かぐや姫の物語 の感想(ジブリ映画)罪と罰とは?

スタジオ・ジブリ、高畑勲最新作『かぐや姫の物語』
感想と雑記です。

結論からいうと、「竹取物語」をここまで
作りこんだ映像にできるなんて…と絶句。

ストーリーも深みがあってよかったとおもいます。

映画本編では分かり難くかった、
「姫の犯した罪と罰。」について
書いてみました。

注意

内容にネタバレが含まれますので、記事を読む前に
原作や映画をお楽しみいただくことをお勧めします。

スタジオ・ジブリ「かぐや姫の物語」の感想

かぐや姫の物語 サウンドトラック【特典:音源ディスク付き】
監督・原案・脚本
=高畑勲
出演(声)
=朝倉あき
=高良健吾
=地井武男
=宮本信子

圧倒的な絵力を見ておくべき

日本で最初につくられた物語とされる
「竹取物語」が原作ですが、今回の
作品は随所に高畑監督の解釈
加えられているとおもいます。

「竹取物語」のあらすじはコチラ

大きな違いといえば、捨丸というオリジナル
キャラクターの存在
によってかぐや姫が望む
世界がわかりやすく描かれていることかと…

帝は完全に、汚れた人間界の象徴として
扱われています。

アニメーションに関しては、予告編などで
おそらくご存知の方が多いと思いますが、
芸術作品かのような作り込み。

とにかく他では見たことのない映像です。

余白をおおく残した日本画のような映像で、
とくに風景の美しさはスゴイ!

あと、昔の日本の風習などを丁寧に事細かく
描写しているので、その点だけでも見る価値
がある
とおもいます。

子供の頃の映像は今思い返すだけ
でも泣きそうになるくらいカワイらしい

ただ、丁寧な分
ちょっと時間が長すぎる気もしますが…

 

かぐや姫が犯した罪とは?罰とは?

で、かぐや姫が犯した罪とは
いったい何だったのでしょうか?

広告などで大きくクローズアップされているので、
気になっている方は多いと思います。

本編では、以前地球にいたことのある女性が、
もの悲しげに「天女の歌」を歌っているシーン
ちょっとだけ触れられていましたが、はっきりせず。

それがなぜ罪なのか?そしてかせられた罪
ついて疑問におもいました。

気になったのでパンフレットを見てみると、
その辺の解釈についてのっていましたので
カンタンにご紹介すると…

 

「月の王の娘であるかぐや姫は、地球から
帰還した羽衣伝説の一人である女性から
地上のことを聞いて憧れる。

地上のさまざまな生き物たちの素晴らしさは
もちろんだが、穢れがあるとされた人間たちの
世界についても心惹かれ、どうしても行って
みたいとおもう。

そして、帰還女性の記憶を呼び覚まし、
地上の思い出によって女性を苦しめた罪
に問われる。

罰として、自らもその穢れた世界で
苦しむようにと地球におろされる。

地球に憧れていた姫自身も、進んで
その罰を受け入れる。」

 

という感じです。

 

「生きる」と言うキーワード

今回の高畑版「かぐや姫」で重要なキーワード
として出てきた「生きる」という言葉。

同じジブリの宮崎駿監督の『風立ちぬ』
キャッチコピーは、たしか「生きねば」だった
はず。

ジブリの巨匠2人がそろって「生きる」ことを
テーマに掲げている
のが面白と思いました。

かぐや姫は、「生きる」ために地球に降って
きたはず
だが、月での記憶を消されている
ためその事に気づかず、自分の思うように
生きられなかったことを最後に後悔します

この辺りが、
個人的に考えさせられた部分でした。

以上、「『かぐや姫の物語』の感想」でした。

本日も最後までご覧頂きありがとうございます。
それでは、また。

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